弊バンド「白の無地」の活動スタイルはノーストレスで良い

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どうも池住です。
白の無地」というバンドなのかユニットなのかよくわからい組織を運営しています。ぶっちゃけそんな売れてはないですが、非常に合理的でノーストレスな活動形態になっているのではないか、ということに気づいたので、書きます。




バンド紹介

とりあえず昨年撮った「量子コンピューターおじいちゃん」のPVをご覧ください。

ご覧の通りコミックソングユニットで、古今東西の楽曲のパロディをよく作ります。
中心人物は、作詞以外全部担当の私いけじゅーと作詞担当のなかむーです。
2001年ごろ、僕らは当時中学2年生で、なかむーが授業中に書いた変な歌詞を僕が覚えたてのDTMで曲にする、という活動をしていました。
よっぽど楽しかったのか、辞めるタイミングを逃し続けたまま高校受験大学受験就職(なかむーに至っては)結婚を乗り越え今に至ります。
そういえばこちらに貴重な18年前からの音源を公開してますので興味あればご覧ください。

ライブをやることはまったく想定していなかったので、オファーがあっても断っていたのですが、何やら誘われるライブがだんだん豪華なものになっていき、結成11年目にして京都のサーキットイベント「いつまでも世界は」にて、演奏メンバーを集め初ライブを飾りました。

ストレスを極力避ける運営システム

バンドは音楽を超えたウェットな部分が魅力かもしれませんが、バンドを複数やっていて全部のバンドがそれでは身が保たないので、極力ドライかつ揉める揉める要素の少ない中央集権バンドを目指しました。

・ライブを極端にしぼり、その都度演出を考える

ライブの本数を減らすことは良し悪しだと思いますが
・集客を集中させることができる
・一回一回特別感が出る
・飽きられない
・スタジオ代等のランニングコストが少なめ
などがメリットです。
逆に、
・物販を売る機会損失
・バンドとしての一体感は成長しない
・アクティブに活動している感が出しにくい
などがデメリットになります。
メリットのほうは実感できるくらいには享受できています。同じくらいの知名度のわりには集客できていると思いますし、リピーターの方も多いです。
また、ライブが少ないと毎回企画ライブのような情熱をもって奇抜な演出(ステージ上でブルーベリージュースを作る、ステージ上で女子会をする、等)を考えられます。その点は評価していただいていると感じます。

メンバー派遣社員制

ライブを決めてから、その時々のメンバーを決定します。レギュラーメンバーはいるのですが、そもそも半年に一度くらいしかライブをしないと知らないうちに結婚してたり引っ越ししてたり仕事が変わってたりするので、そこの確認からです。必要であれば追加で過去に参加したことのある別のメンバーや新メンバーにオファーします。そんなことをしていたらLINEグループが16人に膨れ上がってしまいました。
一定の技術があり話の通じる人にのみ声をかけ、メンバーに演奏以外の仕事を与えないので、ストレスがありません。

中央集権制

そもそも、僕の思想が、平等よりも俯瞰して決定権を持つ人がいるほうが成果物のクオリティは高くなる、ところから出発しています。
僕がいちばん偉いので、アレンジも人事も僕が決めます。楽譜も書きます。ただし、メンバーから何か良い提案があれば採用することがあります。
スタジオ代は負担してもらわないようにしてますが、ギャラは一部のメンバーに払えたり払えなかったりです。(以前は時間にかかわらずスタジオ代500円だけ貰ってましたが、改善することができました)
やりがい搾取気味で申し訳ないのですが、将来的には改善できればというところと、技術的な部分でメリット何か持って帰ってもらえたらなぁと思っています。
もちろん、ノルマ代(最近はありませんが)や楽曲制作や物販に関わるお金はすべて僕が出しています。
練習後に飲みに行ったりもしますし完全にドライな人間関係なわけではありませんが、僕がちゃんとしていないと成立しないシステムなので、身が引き締まります。

あと中央集権の良いところは、やりたくなければやらなくていいところです。
実際やりたくなくてやらなかったことはないですが、最終的にそういう気持ちでいれるのは大きいです。




それぞれにあった活動形態があるはず

白の無地の場合を書きましたが、これが適用できる場合というのは非常に限られると思いますので、このまま真似をするのはおすすめしません。大切なのは、いわゆるバンドとはこういうもの、というやり方にとらわれず、自分にあった形態を見つけることです。
ライブをしなければいけない、音源をつくらなければいけない、ギターベースドラムの編成でなければいけない、ライブハウスで活動しなければならない、とバンドをやっていればとりあえずこうだろうというルールのようなものはいくつか思いつきます。しかし、そこをあえて疑って見ることで、ストレスやコストを軽減し、持続可能性が上がるのではないでしょうか。

知らない人はApple MusicとかSpotifyとかにあるから聴いてね!

聴いてね!

ようつべにて「赤羽は四捨五入したら埼玉 feat. ミキクワカド from 踊る!ディスコ室町」ライブ




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