前回に引き続き、DTMに初心者がどうお金をかけるか、と言うところを書いていきます。
前編(ソフト編)はこちら。
ハード編
①オーディオインターフェース
結構大事な部分です。とは言え、できることと価格のバランスを考えると、
・マイクとギターが取り込めて、スピーカーとヘッドフォンから出力できる
・ファンタム電源がある(コンデンサマイクに必要)
を満たしていればいいかなと思うので、とりあえずは2万円くらいまでで選択肢はいくつかあります。たとえばこのSteinbergのUR22mkIIなんかは使ってる人が多いですね。
5万~10万クラスになると、DAコンバータやマイクプリの質があがったりします。
②モニタースピーカー
本当はこだわりたいのですが、日本の住宅事情を考えるとデカイのを買ってもしょうがないので3インチくらいのスピーカーにしておくのが無難かと思います。たとえばFostexのこのへん。
アフィリエイト貼りましたが、一旦楽器屋に音を聞きに行きましょう。CD持っていけば聞かせてくれたりします。
モニタースピーカーって「音をフラットに聞かせる」方向で作られてますが、小さいスピーカーだとどうせ低音は出ないので、「小口径のモニタースピーカーの中で自分がテンションが上がる音の製品を選ぶ」がベターかと思います。
③ヘッドフォン
ベタな機材としてとりあえずSONYの900STがあります。
が、これはどっちかというとミックス用ではなくモニター用(楽器を録るときとかに良い)なので、住宅事情的にスピーカーを安く抑えた方はミックス用ヘッドホフォンに予算を注ぐのがいいかもしれません。これもおそらく5万を超えたくらいから品質に差が出ます。
④MIDIキーボード
M-AudioやKORGなどの製品から必要な鍵盤数の物をチョイスしましょう。
ピアノをメインで活用するのであれば88鍵でもよいですが、打ち込みの補助であれば2オクターブくらいあればよいでしょう。
⑤コンデンサーマイク
とりあえずオールラウンドに使えて安いのはRODEのNT-1というマイクです。1本持っておくと何かと便利です。リハスタなどに持って行って使うようであれば、スタンドはいりません。
ポップガードとか、細々とアクセサリは必要ですが、次のようなセットはありがたいですね。
マイクも各値段帯にそれぞれ名機がありますので、特に歌モノを作りたければここにお金をかけていきましょう。
⑥各種ケーブル
意外に数が必要でお金かかります。適切な端子、長さを選びましょう。
まとめ
これで、DAWを一番高いCUBASEにしても107000円くらいになってると思います。
10万円ぽっきりにできなかったことが少し悔やまれますがしょうがない。
とりあえずこれだけあれば、しばらくは快適なDTMライフが送れると思います。
使っていくなかで、満足の行かない点を徐々にアップグレードしていきましょう。
(ちなみに一点だけ急にお金をかけても、他の部分が安物だとそちらに引っ張られて良さがあまり出ません。グレードアップは満遍なく徐々にしていきましょう)
DTM沼へようこそ!
「10万円ちょいでDTMを始めるには~後編~」への1件のフィードバック