ブレンダン・オブライエンは日本でももっと評価されるべき

LINEで送る
Pocket

海外の音楽プロデューサーってあまり日本人には馴染みがありませんね。ヒップホップ等ではアーティストがプロデューサーになったりすることが多いので名前挙げやすいかもしれませんが、ロックバンド方面で裏方だけの人は日本ではほぼ無名に近いです。

今日はそんな海外の音楽プロデューサーから、ブレンダン・オブライエンを紹介します。
音楽やってる人は、アレンジのアイデアの一助となる、かもしれません。




代表作、プロフィール

1960年生まれ。ブラック・クロウズの「Shake Your Money Maker」にエンジニア、ギター、ベースで参加したことで注目を浴び、あのリック・ルービン(有名なプロデューサー)の元で働きます。その後、プロデューサー、エンジニアとしてさまざまなロックバンドのアルバムで成功を収めています。
代表作はたくさんありすぎてアレですが、
Red Hot Chili Peppers「Blood Suger Sex Magik」(エンジニアリング)
Rage Against The Machine「Evil Empire」「The Battle of Los Angeles」(プロデュース)
KoЯn「Issues」(プロデュース)
The Offspring「Conspiracy of One」「Splinter」(プロデュース)
Perl Jamのだいたいのアルバム(プロデュースとかミキシングとか)
などなど、、、
90年代~2000年代にロック少年だった人はだいたいお世話になっているはずです。

仕事ぶり

まずKoЯnで比較してみます。
こちらがブレンダン期。

こちらがその次のアルバムの曲。プロデュースはマイケル・ベインホーン。KoЯnとかレッチリとかとやたらケンカしてます。

ブレンダンの特徴って「ドラム(特にスネア)の人間が叩いてる感」「音圧よりもダイナミクスを重視するサウンドプロダクション」「生楽器の使い方が上手い」かと思います。Here to Stayのほうが如何にも重い感じがありますね。Fallin Away~のほうがライブ感があり生々しいです。今時のキッズには受けが悪いかもしれません。

Stone Temple Pilots

映像が最高に気持ち悪いですが、サビのコーラス、ギター、アコギの使い方、そして特筆すべき点としてこういう曲調なのにストリングスは入ってこないというところ(なのでライブでの再現性が高い)にブレンダン・オブライエンの真骨頂を感じます。
僕はSTPが再結成後セルフプロデュースで出したアルバムは、完全にブレンダンの影響を受けたアレンジなのにドラムの音がブレンダンぽくないせいで全然好きになれません。僕はSTPではなくブレンダンが好きだったのか・・・(可能性大いにある)

IncubusはA Crow Left Of The Murderから3枚のスタジオアルバムがブレンダンプロデュースです。

この曲最高やな・・・。
まぁもともと割りと空間的な音像のあるバンドだったので親和性高いです。
2017年4月に新作が出ましたが、2000年くらいのエモみたいな音作りで僕の好きなIncubusじゃない・・・ってなりました。ちなみにプロデュースはSkrillex(そもそもSkrillexがあまり好きではない)

最後にThe Offspring。
こちらがブレンダン期です。

こちらがデイブ・ジャーデンプロデュースのPretty Fly。デイブジャーデンはJane’s Addictionの仕事などで有名です。


なぜかThe Offspringこういうシングルたまに切ってヒットするのでこういうバンドやと思ってたんですが、もっとメロコアっぽいことやってるほうが普通ですね。
パーカッションがPretty Flyのほうは完全に味付けで、Original Pranksterは割と根幹を担っています。と言えば聞こえは良いですが、ブレンダンがただただパーカッション使うの好きそう。

さてさていかがだったでしょうか。やはりプロデューサーは作品のサウンド感を左右するので、その辺を掘ってみるのも面白いですよ。作ってる側の人は特に。




LINEで送る
Pocket

「ブレンダン・オブライエンは日本でももっと評価されるべき」への4件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です