ドラマーじゃない人は知らなそうなドラムフィルイン集第二弾

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お世話になってます、池住です。
ドラマーじゃない人は知らなそうなドラムフィルイン集、たまにやろうと思ってたらいつの間にか2年が経とうとしている・・・
というわけで2年越しの第二弾です!好評シリーズになる予定!

前回はこちら↓




①装飾音符的に3連符を使う

こういう雰囲気のフレーズを入れたかったとしても、実際にドラムを叩かなければ3連符を入れる発想にはなかなか至らないのではないでしょうか。あまりトリッキーでもないのですが、打ち込みでこういうオカズを入れている人はあまり見かけません。
アクセントに向かうに連れてだんだん大きくなるようにベロシティを書いています。30→120くらい極端にクレッシェンドして大丈夫かと思います。
他の楽器が投げっぱなしで、次のセクションがわりと静かなときにハマるイメージです。

②スネア32分音符連打

フィルというとタムを使いたくなる人は多く、連打は素人臭いというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、ベロシティの調整次第でかなり派手なフィルになります。
これは譜面だけだとわかりづらいと思いますので、スネアの打ち込み画面のスクショをご用意しました。親切だね。

アクセントの位置はわりとなんでもいいのですが、ポイントは
①アクセントの直前の音符は、他の非アクセントの音符より大きくする
②7打に渡るクレッシェンドです。
ともに、グルーブを曲線的にする意図があります。
右手は大きく、左手は小さく、と覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際のうまいドラマーは、右手・左手の差異を感じさせないなめらかな音量表現が可能です。
補足ですが、(楽譜にはありませんが)連打部分で4分音符のペダルハイハットを入れて、拍を見失わせない工夫をしています。




③32分ノリの3点だけを使ったフィル

こちらはタムなどを使わずに、3点だけで変化をつけようとしたもの。
ハイハットのオープン→クローズや、左手のダブルなどあまり非ドラマーが積極的に使わなそうな要素が入っている上に、ハイハットの音色の選定は結構難しいかもしれません。
ハイハットは3拍目の32分だけチップで叩いており、あとは普通のオープンかクローズです。
ちなみに使いどころは結構難しくて、人力ブレイクビーツをしたいときとかにいいですね(?)

④鬼ツーバス

ツーバスの「ドドドッドッ」を含むフィルです。フィルと言うか、曲の変わり目に、バンド全体としてこういうアクセントでフックを作った、という感じでしょうか。
ラウド系の音楽で、ノリを落とす前とかにはまると思います。
あるいは、もはやこういうパターンとして採用してもいいかもしれません。

テク系ドラマーがこぞって「BLEED」をできるようになってて難易度のインフレがすごいですが、本来激ムズフレーズのはずなんですよね、これ。

↓MeshuggahのBLEED。ドラムのトーマスハーケちゃんは誕生日が一緒。

いかがでしたでしょうか。また近日やりますね!




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