ブログ読んでます、っていう声を結構頂いてます、ありがとうございます。どういう記事を書いて欲しいかを尋ねるとDTM関連がやはり圧倒的でしたのでそのへんをひとつ。
DTMって、いいものを揃えようとするとお金がいくらあっても足りません。かと言ってフリーで全部済ましてしまうのもどうなの？というわけで、10万円前後くらいで一通り揃えるにはどうしたらいいか、っていうことを考えてみました。長くなったので2回に分けますね。後編（ハード編）はこちら。
大前提として
パソコンが要ります。持ってない人はDAWの要件を満たすパソコンをお買い求めください。
あともちろん何を買うかはジャンルとかによります。EDMやりたい人は生ドラムいらないでしょうし、ギター弾けなかったらアンプシミュレーターは要りません。
必要なものには大きく分けてソフトとハードがあります。
ソフトはDAW、プラグインエフェクト、音源など。
ハードはモニタースピーカー、ヘッドフォン、オーディオインターフェース、MIDIキーボード、マイク、各種ケーブルなど。
ソフトはフリーのものもたくさんありますし、最近は中くらいのグレードのDAWを買えば元から入っているものでそれなりに戦えたりします。
ハードは買い揃えないとなんともなりませんが、ソフトと違って後々中古で売ってグレードを上げていくことも可能です。
ソフト編
①DAW
まず、DAWはフリーソフトはお薦めできません。できないことが多すぎますし、いざ主流なDAWを購入したときに操作性が違いすぎてストレスになります。たぶんそのストレスよりは数日バイトするほうが健全です。どうしてもフリーがいい方はStudio One Primeにしましょう（VSTプラグインに対応していませんが）
CUBASE、SONAR、STUDIO ONEあたりの中位グレードが、できること・価格・ネット上での情報量を考慮するとお薦めです。
LOGICでもよいのですが、これもVSTプラグインに対応していないので、フリーソフトを入れる選択肢は限られます。
ドラムの、The MT Power Drum Kit2、シンセのSynth1、総合音源のKONTAKT PLAYERなんかがありますね。
ストリングスと管の音源に関しては金にモノを言わせたもん勝ちみたいなところがあります。
③プラグインエフェクト
これもフリーで探せばたくさんあります。
DAWに入ってるものだとアンプシミュレーターなんかが弱いかなと思うのですが、
IK MULTIMEDIA Amplitubeのフリー版とかがお薦めです。
マスタリング用のリミッターもあんまり使えないものが多いですが、そこはLANDRみたいなサービスを使うのも手ですね。
あとバカにできないのがピッチ補正ソフト。CUBASEにもとから入ってるやつがあまり使い勝手良くなかったので、この点はMelodyne Essentialが入ってるSONARに分がありそうです。
ソフト関係はフリーでの選択肢が多くあって魅力的ですが、操作性や音質などで「これ使い続けてストレス貯めるくらいなら数日バイトして金出したほうがマシ」的なものも多くありますし、結局使わなくてHDD内のゴミになってるパターンも結構多いので、せめて自分の専門の楽器くらいは良い音が鳴るようにお金かけてみては、と思います。
次回はハード編です。お金の使いどころは次からや！
「10万円ちょいでDTMを始めるには～前編～」への2件のフィードバック