ドラム打ち込みにおけるハイハットワークの応用 前編

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ドラム打ち込み時のハイハットの話。前後編に分かれてます。後編はこちら
基本的にはネット上にあるいろんなレクチャー記事を見てもらえば習得できると思うのですが、その一段上の話になるとなかなか見つからないので、書きます。ドラムパターンを一捻りしたい人向けです。




ベーシックパターン

とか言いつつ一応基本も押さえておきます。

8ビート



一般論的には「表拍は強く、裏拍は弱く」です。裏拍はチップで叩いた音色を選択せよ、という意見もありますが、実際的にはあえてそういう叩き方をしないと明確に変わらないので、個人的にはベロシティを触るだけでいいのではと思います。
常に偶数個目の音符を弱くしないといけないわけではなくて、ハイハットが8分音符でも、曲そのもののノリが16ビートであった場合(要はスネア、バスドラや他の楽器が16分単位で演奏した場合)などはあまりベロシティに差を付けないほうがよかったりします。

16ビート



両手で叩くパターンですね。セオリー的には「強弱中弱スネア弱中弱」です。曲調によってはハットのアクセントの位置を変えてシンコペーション感を出したりします。「強弱弱中スネア弱弱中」もグルーヴに「横揺れ」感が出てよいです。
ちなみにBPM100以下くらいだと片手で16分叩けるので、スネアの位置にもハイハット被せられます。

裏打ち



あまり言うこともないですが、偶数個目の音符をオープンにしたりするとシンコペーション感が出ます。




応用パターン編

すでに600字も書いてしまったのでたぶん1回じゃ終わらんだろうなと思い始めてきました。
本題に入ります。パターン編。

クローズ/オープンの裏ノリ

応用と言うほどでもないですが、最初はこれ。



先程の普通の裏打ちの上位互換(?)ですね。Aメロが普通の裏打ちで、サビがこれとかはよくあります。ベロシティは裏拍の方を強くしましょう。

裏打ちの変形バージョン



ディスコやポップスよりハードロックの静かなパートで聞きます。まともなドラマーならBPM120くらいまで片手でこなせると思います。
Toolのダニーケアリーがよくやってます。本人じゃないけど動画。

上の逆バージョン。


と言うか、ハネてないレガートですね。比較的ポップスでも聞く。

ハーフタイムシャッフル



シャッフルの、ノリが大きいバージョンです。これはもうTotoの「Rosanna」聞いて勉強してください。スネアのゴーストをどこに入れていくかで遊べます。

用意した半分を紹介したところで1000字を超えたので残りは次回に回します。
次回はさらにマニアックなパターン編とフィルイン編です。

いちおう使ってるドラム音源リンク貼らせてもらいますね〜

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