検索エンジンを使った新感覚パーティゲーム、「Suggestion ! -サジェッション!-」を作りました

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どうもずーみーです。やっと弊ブログでも紹介できるゲームをHOXで作ったので読んでくれ。

皆さん、サジェスト機能ってご存知ですか。

GoogleとかYahoo!とかの検索窓に何かを書いたら、横に「よく一緒に検索されてる言葉」が出てきますよね。
例えばボードゲームと検索すると、モザイクをかけた部分に言葉が出てきます。
ざっくり言うと、ここにどんな言葉が出てくるかを当ててもらうゲームです。
じゃ、このモザイクの下にどんな言葉が入っているか、ちょっと考えてみてください。




正解は・・・

こんな感じでした。当たってましたか?

当たっていた方はすごい!でも当たっていなくても大丈夫。
このゲームはもうひと捻り面白く作ってあります。単に当てるだけでは得点にならないんです。どういうことかをゲームの流れに沿って見ていきましょう。

※結構長くなっちまったので、文字読むのがダルい方はいちばん下までスクロールして動画みてください。

ゲームの流れ

準備

カード5枚セットと、10コインをプレイヤーに配ります。配られたカードの色がそのプレイヤーの色です。公式にはもっとも「検索しがちな人」が最初のリーダー(親番)となりますが、そこはまぁ適当に決めてください。

予想タイム

これが、お題が書かれたワードカードです。

リーダーがワードカードをめくったら、そこに書かれている単語のうち、リーダーの色のところにあるものが今回のお題です。めくってリーダーがお題を読み上げ、1分の砂時計をひっくり返して予想タイムの始まりです。この1分の間に、リーダー含めた全員が3つサジェストを予想し、サジェストカードに書き込みます。

これがサジェストカード。ホワイトボード仕様で、付属の水性ペンで書いても後で消せるようになってます。各色1〜3まで番号が振ってありますが、優先順位は特にありません。

ここでは、NGワードにご注意ください。「英語」「イラスト」「オススメ」など、どんな単語にもサジェストとして上がってきてしまう単語はノーカウントです。予想に書いてはいけませんし、最終検索結果発表のときも除外します。

プレゼンタイム

ここからがこのゲームの「ひと捻り」の部分。「単に当てるだけでは得点にならない」の秘密が明らかになるところです。
このゲームはオークション要素が入っているのです。どういうことかと言うと、自分が書いた予想をプレゼンし、他プレイヤーに買ってもらいます。例えば、「小さい子でも遊べるようなボードゲームを自分の子供にプレゼントする親が、”ボードゲーム 子供”で調べると思う!」とか、簡単なもので大丈夫。自分も他プレイヤーの、当たっていそうな予想を落札します。

このゲームでコインを得る方法は2つ。
・自分の予想を他プレイヤーに高値で買ってもらう
・他プレイヤーから落札した予想が実際にサジェスト上位5位に入っている
です。
自分の予想が当たっていようとも、買い取られなければ意味がないのです。むしろ、他プレイヤーに買い取られた自分の予想が上位5位に入ってしまっていると、敵に利することになってしまいます。
プレゼンでは、当たっていない予想を、さも当たっているかのように語る口のうまさが大切になってきます。

オークションタイム

他プレイヤーの予想を見て、3つ欲しい予想の書かれたカードの番号と、懸ける値段をビッドカードに書き込みます。自分の予想は選べません。
値段についてですが、このゲームでは、結果発表時にNGワードを除いた上位5位のサジェストまで得点がつきます。1位なら5コイン、2位なら4コイン・・・5位で1コインです。ですので、どんなに自信があっても、5コイン以上で入札するのは意味がありません。5コインで落札した予想が答え合わせのときサジェスト1位でも、5コインしかもらえないわけですからプラマイ0ですよね。ちなみに、0コインでの入札も可能です。もし自分が0コインで入札した予想を他に欲しい人がいなければ、タダで手に入れられるわけですから。

もし、他のプレイヤーと落札額が被ってしまったら、両プレイヤーは追加で支払ってもいいと思える額を握り、一斉に公開します。そこで多くコインを出したプレイヤーが、握ったコインともともと懸けていたコインの合計額で落札します。この「握り」でも決着がつかなければ、時計回りでリーダーに近いプレイヤーが、同様に合計額で落札します。

正解発表タイム

いよいよ実際に検索してみます。
お題を検索ボックスに書き、スペースを入力します。そうするとサジェストが出てくるので、NGワードを抜いた上位5位までを確認します。自分が落札した予想の中に1位の言葉があれば5コイン、2位なら4コイン・・・5位なら1コインというように、コインを受け取ります。

検索は、ブラウザのシークレットモードでYahoo!の検索エンジンを推奨しています。シークレットモードは、サジェストが過去の履歴に左右されないようにするためです。Yahoo!検索なのは、このゲームを作ってる最中にGoogleが検索時にスペースを効かなくする仕様変更をしくさりよったからです。まぁ、「朝」など特に短い単語でなければGoogleでも大丈夫ですが。

以上のラウンドを繰り返して、誰かが25コイン得るか、お題を10問やったところで終了です。

その他特記事項

・キャリーオーバーカード
誰にも落札されなかった自分の予想が上位5位に入っていた場合に使われます。たとえば自分の色が緑で、G1に書いた予想が誰にも落札されなかったけれど1位だったとき、1位ということで銀行から5コインを自分のキャリーオーバーカードのG1のところに置きます。これが次のお題の時に生きてきます。次のお題で、そのG1に書かれた予想が落札され、それが当たっていれば、落札したプレイヤーは通常もらえるコインに加えてキャリーオーバー分の5コインももらえます。どういうことかというと、G1のカードの価値が底上げされてるんですよね。だから、キャリーオーバーが乗っている時、そのカードを0コインや1コインみたいな安値で落札できると思うなよ?ってこと・・・かもしれません。

・クエッション!
お題には、画像のような質問が紛れています。例えばこの「あなたの思い出の場所は?」というクエッションが出ると、リーダーの思い出の場所、例えば「USJ」だの「石見銀山」だの「カリフォルニア砂漠」だのがお題になります。サジェストはどうなるかまったく未知数ですが、存分に会話を楽しんでください!完全に合コン用です!

・ハウスルールはご自由に
パーティゲームですので、製作者としてもガチガチに公式ルールを守っていただくことは求めていません。お題が難しければNGワードも適宜解禁してもらって大丈夫ですし、予想が全然当たらなければ5位以下の表示されるすべてのサジェストに1コイン与えてもらっても大丈夫です。また、「サイズ」「寸法」など、同じ意味の言葉の正否もその場その場で判断してもらって結構です。




セールスポイント

・上記がメインゲームですが、なんとさらにシンプルなミニゲームが3つついてきます。サジェストワードを頼りにお題を当てる「探偵サジェッション」、シンプルに早押しでサジェストを当てる「サジェッション・ザ・クイズ」、電波が無い状況でもプレイ可能、その場の他のプレイヤーがどんな予想をしてくるか考える「サジェスト・マッチング」が遊べます。

・このゲーム買わなくてもできるやん、と思うかも知れませんが、実は世の中の多くの単語が、サジェスト上位5位までがNGワードで埋め尽くされてしまったり固有名詞ばかりだったりと、問題として不適当なサジェストしか出てこなかったりします。我々HOX制作チームは、お題をあらゆる言葉2000ワードから7項目に渡り精査し、厳選して200ワードまで絞り込みましたので、その点は意外にクオリティのために手間をかけております。

・その上、サジェストは時間や場所によっても変わるので、実は一度遊んでも終わりではありません。

・コインはこの価格帯のゲームにしては珍しいプラスチック製!飲み会などでもし机が濡れていても大丈夫!

・変なサジェストも、実際検索してみると、「その業界ではそういう意味なんだ〜」とか「そういうタイトルの作品があるのね〜」など、雑学が身に付きます。

・ブランクカードを同梱しているので、是非自分でもお題を考えてみてください!

まとめと余談

購入はこちらからどうぞ。

また、ホビーショップのイエローサブマリンさん等にもお取扱いがございます。
僕の知り合いの方は個人的にご連絡ください。

また、実際のプレイ感はHOX代表コジマがYouTuberになってしまったこちらの動画を御覧ください。

CESSPOOLシリーズの頃はテーマが直球でGoogle先生に怒られるものだったのでブログに書けなかったのですが、晴れて誰にも怒られないゲームを発売することができました。CESSPOOLシリーズに比べてもお手軽なプレイ時間(20分くらい〜)、ボードゲーム等に馴染みがなくても確実に盛り上がる内容ですので、是非買ってプレイしてください。

ではまた、ずーみー@zoooomyでした。




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