理論とかわからなくてもいい、五線譜とコードは読めて!

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バンドマンって五線譜とかコードネームとかが苦手ですよね(とざっくり言い過ぎると暴論ではありますが)。特に楽器を始めた頃、バンドスコアのタブ譜を頼りにコピーしていた人は、指板上の数字と曲がダイレクトに繋がっていて、なかなか五線譜を読む動機付けが難しかったりします。でもここは一つ、騙されたと思って、お願いします。どうか何卒・・・




そんなに怖くないよ

五線譜とかコードとか言うと、いきなり「音楽理論とかちょっと・・・」みたいになる人がいますが、それはちょっと飛躍しすぎです。英語で哲学書が読めることと中一の英語の教科書を理解することくらい違います(僕はNew Horizonでした。Are you Ms.Green?)

五線譜に関して言うと、義務教育で音楽受けた人なら、ドがどこか分かる人も結構いると思います。分からなくても、ただただ慣れなので、何かの楽譜を鼻歌で歌ってみる、ということを毎晩15分くらいやってたら、2週間くらいで何となく読めるようになります(個人差はあります)。 単純に高い音ほど高く、(印刷された楽譜であれば)長い音符ほど幅を取って書かれてあるので、直感的にも理解しやすくなっているはずです。 ちなみに、逆にと言うか、僕も♯や♭が6つも7つも出てくるキーは普段あまり使わないので、初見で上手く読める自信はありません。その程度のものなのです。

コードに関しては、A、A#(B♭)、B、C、C#(D♭)、D、D#(E♭)、E、F、F#(G♭)、G、G#(A♭)の12種類に、明るいやつと暗いやつがあることだけ覚えてください。とりあえずはそれで十分です。

コミュニケーションツールとしての音楽理論

十分です、と言いましたが、なぜそれで十分なのか。それは結局、楽譜やコードネームとはコミュニケーションツールだからです。紀元前から人々は音楽を伝えるために、2000年以上かけて記譜法をブラッシュアップしてきました(古代のネウマ譜なんか面白いので興味ある人は調べてください)。現在楽譜の合理性もほぼ上限に達していると思われるので、これを利用しない手はありません。もちろん、録音技術の発達によって、音そのものを録音してコミュニケーションをはかることも多くなりましたが(バンドのデモとか)、練習スタジオなどの現場では、楽譜やコード程度の知識があれば、30秒のフレーズを5秒で伝えることが可能になります。これがあるかないかで、現場のコミュニケーションのスムーズさが格段に変わります。




そこから広がる世界

歴史に名を残しているミュージシャンで、楽譜を読めない人などザラにいると思います。別に楽譜を読めなくても、凄いミュージシャンになれる可能性は十分あります。 ただ、楽譜やコード程度の知識は音楽業界の一般教養的な側面があるので、例えば、英語が読めないので海外のホームページから情報を得る発想が無かった」のような、知らず知らずのうちに損をする事態は避けられます。ネット上に転がってるDTMの情報も、五線譜が読める前提で書かれていたりしますし。 そして、実際スラスラ読めるかどうかより、最初に「読もうと思えるか」のほうが大切です。読もうと思えば読めるくらいの簡単な楽譜を「実際に読むか読まないか」で未来が変わります。

これ、音楽に限った話ではないですよね。さっきの英語の例の方がむしろ一般的に話題になる事柄で、勉強していなくても幸せに生きていけるけど、勉強した人に比べて知らず知らずのうちに損している場面が多いという。このへんの話は違う方向に飛びそうなので広げませんが・・・。

とにかく、読めない人は1日15分から五線譜に慣れることを初めてみましょう。




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