手が小さくてもギターは弾ける!

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手が小さいからギター向いてないかなとか、ギターがうまくならないのは手が小さいからだとか思っているアナタに向けて、手の小さい私が書きます。





マイハンドです(横にタバコでも並んでりゃよかったんですがあいにく非喫煙者なもので・・・)手首の皺から中指の先までを「手の大きさ」というらしいですが、測ったところ17cmちょいでした。成人男性の手長の平均値は19cmほどらしいので、結構小さいと言えるでしょう。また、ギターを弾き始めた小学4年生の頃は当たり前ですがもっと小さかったです。
(生命線が長いのがチャームポイントです)

意外にメリットが多い

ギターというのは、1fを人差し指、5fを小指で同時に押さえることができれば、大抵のことはできるように出来ています。そしてこれができるかどうかは基礎練やストレッチにかかっているので、手の大きさだけで出来てしまう人に比べると、基礎練した手の小さい人のほうがトータルで上手い、ということはあります。
また、小回りが効く、というのは見過ごされがちなメリットであると思います。たとえば1つのフレットに指を3本収めなければならないようなコードフォームだと、明らかに手が小さい方が得です。速弾きに必要な「なるべく指板から指を離さない」フォームも手が小さいほうが少し楽でしょう。
あとは個人的に、先生業をするときに「手の大きさを言い訳にさせない」ことが可能になるので、小さくてよかったと思っています。

デメリットも無いとは言ってない

もちろん手が小さいが故に出来ないこともあるのですが、ぱっと思いつくのは「手が大きい人の手の大きさを活かしたプレイ・スタイルのコピー」です。具体的に言うとアラン・ホールズワースのコードフォームのコピーです。3fと9fを同時に押さえないといけないようなコードばっかり弾くので、我々手の小さい族の人間は生まれ直さないと弾けません。ただ、これは小さいと弾けない、ではなく馬鹿みたいに大きくないと弾けない、なので平均程度の手の大きさの人も普通に弾けません。
あとは、親指で6弦を押さえるフォームが出来ませんね。ウォーキングベース的に使うものはお手上げですが、普通のコードなら普通にセーハして弾いてください。出音は同じです。

とまぁ、ここまでで、手が小さくてもそんなに悪いことばかりではないことがわかっていただけたかと思います。




使うギターについて

よく「手の小さい女性はMustangがおすすめ」とか言われますが、正直あんまり関係ありません。いや、まぁ厳密にストラトなどと比較すれば多少弾きやすいのかもしれませんが、スケールだけでMustangやJaguarを選ぶと、思った音を出せない、チューニングが安定しない等不満が溜まる可能性が高くなりますので、音やその他の要素で選んでください。

本当に大切なのは

初心者の背中を押すことが本意の文章なので少し趣旨がずれますが、手が小さくて不便と思ってからどうするかです。ヴァン・ヘイレンはアラン・ホールズワースのコピーをして指が届かず、ライトハンド奏法に行き着きました(この逸話ホンマなんかな)
ギターやロックは「届かなければ届くように練習しろ」とは言いません。不便さが生んだインチキが、ときにスタンダードになることもあるのです。

余談

私、手の大きさは女性の平均も下回ってるので、「ここでキスして。」の「其の華奢で大きな手も全部~」とかそういう歌詞聞くと切なくなります。

ギター初心者に送る、これはやっとけよって話


こういう記事も書いたので読んでね。


効果は未知数。

それでは、ずーみー @zoooomy でした。




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