初心者が楽器・歌を習いに行く時の注意事項

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ギターや歌を始めるとき、独学で自信のない人、お金に余裕のある人、目標がはっきりある人などは、教室に習いに行くのも効果的です。しかし、同じ講師に習っても、上達度合いに差が出てくるもの。そこで今回は効果的なレッスンの受け方をご紹介します。




講師・教室の選び方

ここでミスるとどうしょうもありませんが、初心者の人が判断できる材料は少ないもの。なのでこれだけは・・・というところを。

・講師の演奏がネット上で見れる

何の知識もない状態でぱっと見て、あなたがその講師をうまいと思えばそれだけで習う価値はあります。Youtubeなどのコメント欄にはアンチコメントもあるかもしれませんが、どんなにうまい人にもいちゃもんをつける輩はいるので、炎上レベルでなければ一切気にしてはいけません。また、その講師のやっているジャンルがあなたのジャンルと近いかどうかは見ましょう。R&Bの講師にメタルを習いに行くのは賢いとは言えません。

・体験レッスンをしている

なんの面談もなく入会させようとするところは悪徳なのでやめましょう。

・講師が「人として」嫌な感じがしない、ちゃんと話を聞いてくれる、わかりやすく話してくれる

テクニック的なことに関してはそこまで深く判断できないと思いますので、人柄と知性を見ましょう。マウンティングしてくる講師、何言ってるかわからない講師、直感的に合わないなと思った講師は辞めておきましょう。
また、ボーカルの場合は極力同性の講師を選べるところをオススメします。

・通いやすい距離、価格

大阪に住んでいるのに東京でレッスンを受けるとか、続くわけありません。
無理していると続かないので、生活スタイルと相談しましょう。

師は1人にしておけ

余裕が有るからといって二人以上の講師に習ったり、不安に思ってコロコロ教室を変えたりするのは絶対に辞めましょう。
クラシックのように体系的な教え方が確立されているジャンルは別ですが、ポピュラーミュージックの場合は同じギターや歌といってもスタイルは様々です。(まともな講師であれば、ですが)1人の講師が教える数々のテクニック、ジャンル、思想には根っこの部分で繋がりがあります。あるジャンルで合理的とされている演奏法が別のジャンルでは非合理的ということはよくあります。判断基準が育っていない段階でいろんな講師のいろんな意見を聞くと、情報過多で何も出来なくなってしまうので、自分の信じた講師の言うことを、何か2、3は曲ちゃんと演奏できるようになるくらいまでの間は「鵜呑みにして」突き進んでみましょう。(体の不調を訴えたのに練習方法の改善が見られない場合のみ辞めてOKです)




個人練習の時間は十分に取ろう

毎週1時間のレッスンを受ければ自動的に上手くなると勘違いしている人は意外に多いですが、レッスンが提供してくれるメインのサービスは「コツの伝授(要するに独学時の試行錯誤時間の短縮)」です。わかるとできるは大違いですので、ちゃんと上達するためには個人で練習する時間は不可欠です。
自分もそうですが、講師ってずっと決まりきったことしか言わないと思うんですよね。例えばギターだったら「親指の位置~」とか、歌だったら「口動かさない~」とか、同じことしか言いません。それだけ、人の癖はなかなか変わらないものです。その癖がどれくらい早く矯正されるかは、個人練習の時間で変わってきます。

親に強制されたピアノ教室ならともかく、自分でお金を払っているならちゃんと意義の有る利用の仕方をしましょう。(友達を作りに行ってるなら別ですが)

信じた講師がダメだった場合

免許があるわけでもないので、信じた講師が(あとから思えば)ダメだった、というパターンは、普通にあります。それでも信じて数曲完成までは続けろ、と言うのは、悩んでなかなか始めないよりは、結局最低限のダメ要素を排除したベターな講師の元でさっさと始めてしまうほうが、(体を壊さない限りは)結果的に早く上達するからです。

みなさんも楽器や歌(に関わらずですが)を習うときは参考にしてみてください。
私もレッスンやってるのでよろしゅうに!




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