Meshuggahの「BLEED」のギターが弾けるようになったのでコツを書く

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どうも、池住です。
全パート発狂必至で有名なMeshuggahの「BLEED」の地獄のピッキングができるようになったぞ~!!!

とりあえず見てくれ。




BLEEDとは

知らない人のために原曲貼っときますね。

ポリリズムって言うやつで、ドラムのスネアとボーカルは4拍子なんですが、他の楽器はデデデンデンデデデンデン・・・という3拍刻みで、曲が進むに連れてだんだんずれていくリズムになってます。(ちなみに2コーラス目からは5拍刻みになり、さらにその後は3や5などの組み合わせになります)
遅ければ何の問題もないのですが、これをBPM115の32分音符でピッキングしないといけないという、地獄のような曲なのです。

奏法解説

とりあえず楽譜をドン。五線譜は気にしないで。

楽譜見ても何も面白くないですね。ひたすらデデデンデンが続くだけです。
ピッキングのパターンは、1小節目に矢印で示した通り、オルタネイトを守りましょう。というか、テンポが早すぎてこれしか無理だと思います。ゆっくりやるとこんな感じ。

何だ簡単じゃん、と思ったあなたは曲に合わせてやってみてください。3秒で発狂すると思います。

リセットポイントを設ける

いちばんの問題は「4拍子のスネアに対して自分のデデデンデンが今どうなっていればいいのかがわからなくなる」ことなので、ここに来たらデデデンデンになる、というポイントをわかっていれば、そこから新たな気持でリスタートできます。それが、譜面上に赤チェックマークで示した場所です。
1つ目のチェックマークは、単純にポリリズムが一周してまた頭が揃うところですので、問題はないと思います。3つ目は、歌詞の2行目が始まるところですので、これもわかりやすいと思います。
問題は2つ目です。ここがいちばんの山です。9小節目から歌が入ってくるのですが、8小節目の青い四角で囲った部分でドラムのフィルが入ります。フィルの力とは恐ろしいもので、頭が「セクションが切り替わるんだな」と認識してしまい、(いや実際そうなんだけど)確実にそれまでと同じ気持ちで「デデデンデン」を続けられなくなります。そこで僕は、素直に曲の変わり目に従い9小節目の頭で一旦リセットする選択をしました。しかしそのままだとピッキングのパターンが変わってしまうため、オレンジの四角で囲った部分(アップピッキング始まりのデンデデデンデン)を一つの塊と捉え、その後のチェックマークから再スタートと認識して弾くことにしました。

右手のフォーム・コツ

音符が細かいので指先だけでピッキングしてもよさそうなものですが、キレのある音にならないのと、長時間正確なでコントロールを続けるのが難しいので、肘~手首意識で弾きましょう。コンパクトにピッキングするよりも、このテンポで可能な最大の振れ幅を探る感じで。
また、デデデンデンの「デンデン」部分は遅いのでここでリズムが狂いがちです。最後の「デン」のアップピッキングを小アクセントと認識して、その前の音符よりもやや強めに弾くと安定します(結構大事)

左手のベンド

正直添え物みたいな要素と思われがちですが、弾く場合においても結構重要です。
ベンドする時にゆっくり息を吸い、次のベンドまでの間にゆっくり吐くと、集中してピッキングすることができます(まじで)




まとめとおまけ

正直最初は舐めてかかってたんですが、一瞬でこれ無理やんとなり、数年放置してました。数年越しではありますが、ちゃんと練習したら解法は見つかるんやなぁと感慨深い気持ちです。
あと今回の教訓は、同じフレーズでも認識の仕方で弾きやすさはだいぶ変わるということですね。人間の体って不思議です。

おまけは、色んな人のプレイスルー動画。
ドラムはドラムでギターとは違った難しさがあります。これはこれでできる気がしない。ていうかなんでこのバスドラ踏みながらハイハットでレガートできるの。

シタールカバー。なぜやろうと思った。




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