どうもずーみーです。ゴールデンウィーク始まりましたが予定は特に予定はありません。
今日は右手の諸々に関する話。どんなにギターやエフェクターにお金をかけようと右手のフォームが悪ければいい音にはならないのです。
ピッキングのアングル3種類
ピッキングには「順アングル」「平行アングル」「逆アングル」という3つのスタイルがあります。今まで気にしてこなかった方は、一般的な弾き方をしていれば順アングルになっていると思います。特徴を見ていきましょう。
順アングル
ロック系ギタリストの皆さんはだいたいこのフォームになっていると思います。特に、ストラップ長めで構えてストロークすると確実にこうなりますね。ピックが弦にこすれる音が大きく、アタック感が大きい派手な音になります。
並行アングル
その名の通り平行です。ヒットの瞬間のノイズも少なく、抵抗感もないので、速弾きやインサイド/アウトサイドピッキングなどシビアなコントロールが要求されるときは、意識して平行にしてみるとよいでしょう。
逆アングル
あえてやろうとしないとこうはならないと思います。ピックの当たる確度と振り方向の関係、ピックの当たる面積の関係から、丸い音色になります。R&Bやソウルなど、ブラックミュージックの人は逆アングルが多いです。
デヴィT回のときも出しましたが、これぞ逆アングルって感じです。機材とかだけではこの音色にはならない。
(4/29追記)大学時代、僕にデヴィTを教えてくれたBLAXPLOITATIONSの岩田くんからご意見をいただきました。↑の動画を見て研究しまくったそうで僕の話より全然説得力があります。
・逆アングルだとピックが弦に負けないので、平行よりもかなり強くてダーティーなピッキングが出来る。
(デヴィTはダイナミクスの大きい演奏が印象的だけど、弱いピッキングよりも、強ピッキングの強すぎてダーティーな感じがミソだと思う)・デヴィT始めR&B系プレイヤー達の素晴らしい後ノリは、半分は彼らの血やソウルに起因しているが、もう半分は逆アングルのアップピッキングが弦に引っかかっていることに起因している。
かのジミヘンも逆アングルです。
音色はどっちかというとギャンギャン系ですが、この人はすべてが絶妙なバランスの上に成り立っているので・・・
握るか開くか
こういうことね。
たまに悩む人がいますが、結論としてはどっちでもいいです。が、ピッキング時に「支え」ができるという点では、初心者の方は開くほうがいいと思います。
握りスタイルは速弾きの人に多い気がします。僕は開くスタイルなので真意はわかりませんが、確かにピックを当てる深さは浅くしやすいように思います。
ピッキングの位置
一般論としてはフロントピックアップとリアピックアップの間と言われることが多いですが、これはコードストロークをするときですね。これはこれで間違いではありません。
単音や細かいフレーズを弾くときは、ブリッジよりのほうが弾きやすいです。これはブリッジ寄りのほうが弦が振動する幅が少なく狙いを定めやすいことや、手首から先を動かすフォームが作りやすいことによります。
音色としては、弦長の中心に近いほうがマイルドな音に、ブリッジに近いほうがトレブリーでキンキンした音になります。リードギターのほうが抜ける音がいいことを考えると、細かいフレーズをブリッジで弾くことは理にかなってますね。
ストロークの振り
原則として、大きい音符はでコードストロークするときは肩や肘から、細かい単音弾きをするときは手首や指先を中心に動かします。大きな音符は大きな動きで、小さな音符は細かな動きで、ということです。たまに肘からの動きですごい速弾きをする人がいますが、基本的には真似しないほうが体のためです。
肘からの動きですごい速弾きをするマーティ・フリードマン
カッティングやストロークだと特にアクセントの付け方が大切になってきます。
例えば、16分系のカッティングだと、アクセント部分は肘から、それ以外の部分は手首からというように、振りの起点を帰ることで音量を変えられると認識しておきましょう。音量を大きくしようとすると、より強くストロークしなければいけませんが、強さ=速さなので、ノンアクセントの音符と同じ位置からピックを速く下ろすと当然リズムがハシります。なのでスタート位置をより高いところにする=振りの中心をより大きく動く部位に変える、という理屈です。
いかがだったでしょうか。普段から口癖のようにギターは右手と言っていますが、これはマジです。みなさんもフォームを見つめ直してみましょう。
ではまた、ずーみー@zoooomyでした。