どうも池住です。
ギター・ベース・ドラム・ボーカル編成のバンドサウンドの曲を作っていて、なんか地味だ・・・ってなることありませんか?僕はあります。あるいは、自分ではこの泥臭い雰囲気がいいんだと思っていても人から地味だと言われたり。
でも、シンセとかストリングスとかがっつり入れると雰囲気がガラッと変わっちゃうし、どうにかこの雰囲気を保ったまま派手さだけ上乗せできないか・・・ということで、ちょっとした派手さを演出するテクニックをご紹介します。
基本的に音を足す話ですので、DTMか、ライブでも同期に関しての話になります。
ハモリ・コーラス
ライブでも、ボーカリスト以外のメンバーの歌唱力が一定以上あれば可能です。ストリングスを入れると湿っぽくなりすぎる曲も、そのストリングスのラインを声でやればそこまで方向性は変わりません。
ハモリは基本3度上and/or下ですが、これだけで1記事かけるので、ラインの作り方自体はまたの機会に。
この頃のB’zはシンセを使わない縛りがあったので、今回のテーマ的には非常に参考になります。この曲もハモリで広がりを出していますね。
サビからの「Ah」の声はまさにストリングスだと壮大すぎるので声にしたものです。
いちばん最強なかたちがこれです。
パーカッション
ラテン系の楽曲とかだったらおおっぴらに使われますが、普通のロック曲でもサビだけに入れたりすると自然に雰囲気を盛り上げてくれます。パーカッションと言ってもいろいろあるので個別にご紹介。最近は音源にプリセットパターンが最初から入ってるので便利ですね。
シェイカー
マラカスもほぼ同じですね。基本的にはハイハットを同じキャラクターになります。シェイカーで16分を刻みつつハイハットは8分にしたりオープンにしたりすると、リズムにレイヤーが生まれて深みが出ます。
この曲(楽器はいろいろ入っているけど)では、ハイハットはパートによって変わりつつ、シェーカーが常に一定の裏ノリのリズムを刻み統一感を出しています。
タンバリン
シェーカーのように16分で刻むもよし、次の楽曲のようにスネアに合わせて一発だけ入れるもよし。
(この曲自分で好きすぎるやろ)
ギロ・カウベル・コンガ
The Offspringの「Pretty Fly」に全部入ってたし、実際同居してるほうが自然な感はあるので一気に紹介。
イントロでコンコン言ってるのがカウベル、ギコギコ言ってるのがギロ、2:18~Cメロから入ってくるポコポコしたのがコンガです。能天気な曲に合いますね。
ハンドクラップ
基本的にはパーカッションと同じ考えかたですが、ライブで煽りとして機能するのがいいですね。普通はスネアに合わせて2拍目4拍目に入れますが、もっと凝ったリズムでもいいアクセントになることがあります。
1:16~。5拍子ですが、こういうクラップがあるとややこしいイメージがちょっと軽くなりますね。
リバースシンバル、リバースピアノ、その他リバース系
リバース系は本当によく使います。
素材も売ってるとは思いますが、基本的には自分で作ります。例えばシンバルならシンバルの音をWAVにして、編集タブの中にリバースというのがあると思うのでそれを押しましょう。たいていのDAWにはあると思います。
リバースシンバル
シンバルの逆再生、シャーっていうやつです。リバース系ではいちばんベタです。
0:17~リバースシンバルです。私作曲なんですが、バンドアレンジ縛りだったのでこういうまさにこの記事のテーマに沿ったことを考えてました。
リバースピアノ
またしてもAndy。2:13~2番Aメロでパッド的に使ってます。ピアノ特有のアタック音がないので、ヌルっと広がりが出ますね。
その他(スネア等)
0:34~スネアのアクセントの前にリバースの何かがありますね。たぶんスネア自体をリバースにしてると思うんですが、違うかもしれません。なんでもリバースにして見ると思いもよらない雰囲気になるのでいろいろ試してみましょう。
目立たない程度のシンセやサンプルによる煽り
EDMでよくある、展開が変わる直前にシュワ~とかいう感じでクレッシェンドしてくる系のやつです。ライザーサウンドに近いですが音程が上がっていくものだけでもないので、「そういう音」ということで。リード系のシンセでハードな音を作ったり、サンプルを買ったりして、それをリバースしたりクレッシェンドさせていきます。
またしてもマジパン。0:25~一瞬だけ、言われないとわからないくらいの程度シンセで煽ってます。
リンクはパーカッションの教則。あんま体系的に勉強することないよね〜。
ではまた。ずーみー@zoooomyでした。