作曲家のオーディションやコンペ応募のデモ制作で気をつけること

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どうもずーみーです。作曲家事務所に所属するためには自分の楽曲を事務所に届けないといけません(昔はCD-Rに焼いて送ったりしたものですが、最近はウェブ上だけで完結することが多いみたいですね。良い時代になったものです。)。その時、知っているだけでポイントを稼げる項目がいくつかあるのでご紹介します。





アイドル楽曲なんかのコンペに関しても気をつけることはほぼ同じ、というかそういうコンペで気をつけるべき視点があるかどうかがオーディションで見られていると言っても過言ではないわけで、そちらでも参考にしていただけるかと。

形式・名前の付け方

Web上にアップロードする際は、なるべく音質のいいmp3にしましょう。WAVだと重いです。
ファイル名は、半角英数字仮タイトル+名前+日付が無難です。sakura_ikezumi_190511.mp3みたいな。

CDRの場合は、44.1khz 16bitで焼いて、盤面に名前と曲名を書いておきましょう。

曲数は2〜3曲で、同じジャンル内でアップテンポ・スローテンポ・変わり種を各1曲がちょうどいいです。
EDMとパンクとか、全く違うジャンルを入れるのは良くないです。なんでも出来ますアピールより、これが得意ですアピールのほうが大事!

イントロは短ければ短いほどいい

いかにそのほうが音楽として完成度が高かろうとも、イントロは30秒を超えるともはや歌に入る前にストップされると思ったほうがいいでしょう。2〜4小節くらいのあっさりしたイントロで、しかしそれが印象的というのがベストです。

1コーラス89秒、1ハーフ

絶対ではないですが、可能ならばワンコーラスは89秒で終われるとポイントが高いです。これはアニメなどのオープニングの尺が89秒だからですね。コンペでも、特に指定がなくても89秒にしておくと少しだけアドバンテージがある場合があります。
全体の尺は、1ハーフと言って「1コーラス+間奏+ブリッジメロ+ラスサビ」の形が良しとされることが多いです。フル尺だと最後まで聞いてもらえない可能性が増えます。

仮歌は肉声で

仮歌は、なるべく想定している提供先の歌手と同性の肉声で録りましょう。ボカロや、ピアノで打ったメロディは嫌がるところが多いようで、基本的にはNGとされています。音域的に問題ない(あるいはメロダインなどでピッチをいじる)場合、性別が違っても見逃してもらえる場合もありますが、基本は同性がよいです。

仮歌詞は、そのまま採用されてもおかしくないレベルの歌詞があるのがいいですが、適当な英語などでも最悪大丈夫だったりします。ラララよりも適当な英語がいいようです(業界人曰く)




ミックスは歌を大きく

J−POP関係者はマジで歌しか聞いてないと言っても過言ではないです。歌を少し大きすぎるくらい上げておきましょう。他の音質はある程度普通にDTMで作られたレベルだったら大丈夫です。音圧は、2000年代のCDのほど上げる必要はないので、音が割れない範囲で無理なく上げましょう。

あとは運

あるデモが採用になるかならないかは、最低限のレベルをクリアしていれば、運です。かなり抽象度の高い芸術を人の価値観で振り分けるわけですから当然です。また、事務所ならばそのときどきの仕事状況、コンペなら事務所間のパワーバランスなどさまざまな外的要因があるで、まったく反応がなくても卑屈になる必要はありません。作り続けましょう。

僕自身は、昔一念発起していくつかの作家事務所にデモテープを送ったら1社からお返事をいただきました(今のところとは違う)。しかしトライアル期間としていくつか曲を作りましたがあまりいい反応をいただけず、リタイアしました。その後、白の無地の楽曲に興味を持ってもらい今の事務所に拾ってもらって今に至ります。やっててよかった白の無地。

コンペは1年以上出してないです。メジャー系の参加作品はだいたいコンペで勝ったものなのでそれはそれでラッキーですが、基本受からないのに曲がもったいないですし、悪しき慣習ですね。コンペに持ち込まれてる時点でダメとか誰かが言ってましたし・・・最近は他にやりようがあるのでコンペばっかりじゃないほうがいいと思います。

ではまた、ずーみー@zoooomyでした。




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